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ゴーヤーもっと知りたい
 
  苦味=うまみ=健康長寿=幸せ

カノさんはまた、「苦いものには福がある」とも言って笑いました。
苦いものに福……。おいしい、からだにいい、それが福=幸せにつながると言いたいのでしょう。

表面はブツブツだらけで、食べるとやたらと苦い、このグロテスクな野菜が、実は沖縄の人々の健康、長寿に果たしている役割、効果は想像以上に大きのです。
ゴーヤーは、ヘチマやキュウリのようにツルを持っているところから、正式和名を「ツルレイシ」と呼ばれています。ウリ科の植物で、沖縄本島周辺ではゴーヤー、宮古ではゴーラー、八重山ではゴヤ、さらに鹿児島ではニガゴリ、ニガウリなど、その土地によりさまざまに呼ばれています。原産は熱帯アジアあるいはアフリカと言われています。『琉球国由来記』の記述によると沖縄には1713年には伝えられていたことがわかっています。しかし、それをさかのぼること100年ほど前、江戸時代の「日本」に直接中国大陸から伝えられていたという記録もあるようですが、これは「薬」として伝えられたということです。

cut_3-04.jpgゴーヤーは、あの独特の苦みが嫌われます。しかし、実はあの苦みの成分が健康と長寿にとっては見逃せない存在なのです。おおまかにゴーヤーの成分を見ていくことにしましょう。

まず第一にビタミンCが豊富なこと。含有量は100グラムあたり76ミリグラムもあり、レモンやキャベツの2〜3倍、同じウリ科のキュウリの5〜6倍にもなります。夏ばてや老化の防止という効果だけではなく、最近では発ガン物質の抑制・鉄分の吸収を助けるなどの働きもあると言われいます。しかも、ふつうビタミンは過熱すると壊れてしまいますが、ゴーヤの場合過熱しても100グラムあたり110ミリグラムとほとんど変化しません。さらにタンパク質、カロチンなども豊富に含んでおり、これらはビタミンC同様疲労回復に威力を発揮し、ゴーヤーが「夏野菜の王様」と呼ばれる理由の一つになっています。またこれらの成分が、活性酸素の抑制あるいはガンの抑制に大きな効果をもつことは、近年特に注目を集めています。そうしてこれらの成分の相乗効果によって、ゴーヤーにはコレステロールを溶解し、血圧を下げ、胃や腸の働きを整える力もあるというのです。

最後にあの独特の苦みについて。この苦みはモモルデシンという成分がつくりだしています。モモルデシンは、近年血糖値降下作用が科学的に認知され、糖尿病薬としての期待もよせられています。

この成分を見ると、もはやゴーヤーはたんなる野菜、あるいは食材ではなく、「食べるくすり」と言った方がいいようですね。しかもくすりのように用法に気を気にすることもなく、さまざまに楽しみながら自然にその効能を取り入れることができる。沖縄の人々にガン、心疾患、脳血管疾患で亡くなる人の率が低いというのはたしかにうなずける話です。

三大成人病は、生活習慣病と言われるように毎日の生活の中から形成されてくる。だとすれば、それを防ぐ力も、あるいは改善する力も、生活の中で形成していくのが最も効果を得られるのではないでしょうか。
健康は守るものではなく、暮らしのなかでつくるものなの。「ぬちぐすい」とゴーヤーはそのことを教えてくれています。カノさんの言葉をもう一度くり返しましょう。

「くすいむんさあ、そう思って食べなさい」

沖縄の人々の健康、長寿の源をつくる「くすいむん」「ぬちぐすい」、そしてゴーヤー。
苦いものには福があるというのは、けっこう当たっているかもしれません。


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