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ゴーヤーもっと知りたい
 
  ウリ科、一年生、未熟モノ

イラストその形状から、あまり穏やかな気候地理の出生でないことは想像できますが、やはり、ゴーヤーは暑さの厳しい地域が原産の植物です。
原産地そのものは明らかにされていませんが、インドに自生品があることから、おそらく東インド付近が誕生の地と考えられています。

熱帯アジアから熱帯アフリカまで広い範囲で栽培されており、特に中国南部から東南アジア、台湾、沖縄では重要な食用野菜として用いられています。
南ヨーロッパでも古くから栽培されていますが、それはこのオリエンタルな様相を楽しむための、あくまで鑑賞用であり、野菜としては一般的に用いられていません。

ゴーヤーはキュウリや、トウガン、スイカ、メロンなどと同じウリ科の植物で、一年生のつる性草本。つまりは種から発芽し、花を咲かせ、実を結んで、再び種をおとすまで、同一暦年内で完結する植物です。つるを伸ばし、支柱を支えに高く育ち上がる形状から、日差しの厳しい南国では軒先にゴーヤーを栽培することで、日差しをさえぎるシェイドの役割も果しています。炊事場の小窓からひょいと手を伸ばして、つるに成ったゴーヤーをもぎ取り、昼な夕なのお菜にすることは、南国ならではの風景です。

全長は4〜5mにもなり、ブドウの葉っぱによく似た掌状の葉をつけ、6月ごろには2cmくらいの黄色い可憐な花を咲かせます。交配後約2週間で最初の収穫がはじまり、以後4〜5日おきに、緑色が濃いうちに収穫します。
一般的に食用されている、あのゴツゴツしたものは、ゴーヤーの実の部分。それも「未熟」なうちに収穫した物です。

「完熟」が歓迎されるトマトなどと違い、ゴーヤーはあくまで未熟なうちが食べごろです。
果たして完熟まで至らせれば、ゴーヤーの緑色は黄色に変化し、その果実は割れ裂けて中から目を奪われるような緋紅色の種が飛び出すという、食品としては少々過激な見栄えとなります。味の面からも完熟することで苦味がさらに強まるといった不都合が生じることから、花の咲いた後15〜20日程度の若い果実を収穫して食する、こうしてゴーヤーらしいゴーヤーの味を楽しむことができるのです。
もっとも、実が熟すほどに、苦かった中の白ワタは甘味を増し、これはこれで、昔は子どもがおやつがわりに好んでいたとか。

ゴーヤーの果実が収穫できるのは、夏。現在、沖縄などで一年を通しゴーヤーが収穫できるように、ハウス栽培が試みられています。ゴーヤーは最低気温が20度以上ないと生育しないためハウス内は常に夏の状態を維持する必要があるのです。
今のところ価格や市場に出回る量を考えると、やはり暑い夏に食べるゴーヤーはより「美味しくて食べ易い」ものでしょう。


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